「Webライターって稼げるらしいゾ!」「簡単そうだからWebライターやってみたい!」と、Webライターを目指す方が増えています。
物価はどんどん上昇するのに、会社の給料は横ばい…。これから子供にお金がかかるのに…。そんな状況では、副業として会社以外の収益を求めるのも当然ですよね。
さらに、Webライターとして独立する方も増えています(私もその一人)。
ただ、安直にWebライターを目指すのはちょっと危険です。
なぜなら、Webライターには向き不向きがあるため、「やってみたけど続けられない…」「全然稼げない!」となるリスクが高いからです。
この記事では、実際に専業Webライターとして働く私が実感している、Webライターのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
これからWebライターを目指す方は、ぜひ参考にしてください!
【めっちゃある!】Webライターのメリット12選
では早速、Webライターとして働くことのメリットをみていきましょう。
私自身がWebライターとして活動しているので、「Webライターのメリットって何があるかなぁ…」と挙げていったところ、なんと12個になってしまいました…笑
一つずつサクッと解説していくので、興味のあるメリットだけでも確認してください。
メリット1:未経験・資格なしでも始められる
Webライターとして活動するのに経験や資格は必要ありません。
もちろん、「日本語が書ける」とか「パソコン操作が可能」など基本的なスキルは必要ですが、それさえクリアすれば誰でもはじめられる仕事といえます。
極端なはなし、もしあなたが今この瞬間に「Webライターになりたい!」と思ったとしても、すぐに活動を始めることは可能です。
実際に私も、会社員として働きながら副業としてWebライターをはじめました。そのときは、Webライターとしての経験はなく、ましてや資格なんてもっていませんでした。
もちろん、経験や資格はあったほうがライバルとの差別化にもなるので有利ですが、「はじめの一歩」を踏み出しやすいというのは大きなメリットといえますよね。
メリット2:年齢性別不問でも始められる
Webライターは「表に出る仕事」というよりも「裏方の仕事」といえるため、年齢や性別は関係ありません。
そのため、「40代でもできるんだろうか…」「主婦だけど…」という悩みをもつ必要がなく、何歳からでも男性でも女性でも活躍できる可能性があるのがWebライターです。
クライアントからのニーズを満たす記事を書けさえすれば、80歳のおばあちゃんでも活躍することができるでしょう。
もちろん、クライアントによっては「女性のみの募集」や「30代の男性限定」などという縛りを設けている場合もありますが、クライアントは星の数ほどあるので問題ありません。
年齢性別問わず始められ、活躍できる可能性があるのは大きなメリットといえるでしょう。
メリット3:小さな初期投資で始められる
投資や物販と異なり、Webライターに初期費用はほとんどかかりません。
さすがにスマホだけでは作業効率的に難しいので、パソコンとネット環境は最低限必要ですが、それ以外は初期投資の必要なく始められます。
作業効率を上げるような便利ツールやサービスもありますが、はじめはなくても大丈夫です。必要になったタイミングで、Webライターで稼いだお金で少しずつ購入していきましょう。
「何十万円もつぎ込んで準備したのに稼げなかった…」というリスクがないのは、副業として始める場合でも嬉しいメリットといえますよね。
メリット4:好きな場所で働ける
パソコンとネット環境があれば、どこでも作業できるのがWebライターのメリットです。
実際、私は週の半分くらいは自宅で作業し、もう半分はカフェやワークスペースで作業しています。
Wi-Fiのないカフェでも、リサーチのためのWeb閲覧くらいであればスマホのテザリングで十分です。電源がなくてもポータブル電源があれば問題なし。
自宅だと逆に静かすぎて集中できないので、定期的に外のガヤガヤしたところで作業したいんですよね(同じような特性の人は多いはず!)。
すこし前に「ノマドワーカー」という働き方が流行りましたが、まさにそのような働き方が可能なのがWebライターです。
「ノマドワーカー」が出てきた当時は違和感しかなかったですが、まさか自分がその働き方をするとは…笑
メリット5:自分のペースで働ける
納期さえ守れば仕事量を調整できるため、自分のペースで働けるのがWebライターの魅力の一つです。
特に、継続案件がもらえてクライアントとの信頼関係が構築できていれば、ある程度の調整は可能になってきます。
例えば、「今月は稼ぎたいから仕事を多めに受けるか!」とか、逆に「今週はちょっと体調が悪いのでセーブしよう…」などという調整も可能です。
もちろんクライアントのニーズもあるため完全に自分だけで決めることができませんが、ある程度は調整はできるはずです。
また、一日の作業スケジュールも自分で管理できます。副業で活動する場合、日中は仕事や家事・育児で忙しいけれど、夜であれば作業時間を確保できる方も多いはずです。
作業量や作業スケジュールを、そのときの状況やライフスタイルに合わせて調整できるのは大きなメリットといえるでしょう。
メリット6:人間関係のストレスが少ない
仕事で感じるストレスのほとんどは人間関係によるものだといっても過言ではないでしょう。
例えば、どんなにやりがいのある仕事でも一緒に働くひとが嫌いな同僚だったらどうですか?仕事の効率もモチベーションも下がるはずです。
私もサラリーマン時代は、上司から受けるパワハラのストレスにより一時期会社を休んでいたことすらあります(あのときはキツかった…)。
サラリーマンは一緒に働く人を選ぶことが難しいですが、Webライターであれば自分の好きな人と仕事ができます。
無理難題を押し付けてくるクライアントはこちらから断ることもできます。チームで動く場合はあなたの価値観にあったひとを採用することも可能です。
人間関係を自分で構築できるのは、気持ちよく働くうえでとても重要なことだと最近は実感しています。
メリット7:副業に最適
私もそうでしたが、副業でWebライターを始める方は多いです。
副業に適した仕事の条件は、次のものが挙げられます。
- 空いた時間で作業可能
- 初期投資・運転資金がかからない
- 会社にバレない(顔出し不要)
これらは、ここまで解説してきたWebライターのメリットにすべて当てはまるので、「Webライターが副業に最適」という理由がわかって頂けるはずです。
私はサラリーマン時代にはさまざまな副業に手を出してきました。
- 輸入転売
- ブログアフィリエイト
- メルマガアフィリエイト
- セミナー講師
- 出張整体、などなど…
どれも、それなりに結果を出すことはできましたが続けるのは難しく、途中で挫折した経験があります。理由はさまざまですが「時間」と「資金」の問題が大きかったですね。
結果的に続けられたのがWebライターだったので、私の経験からも「Webライターは副業に向いている仕事だなぁ」と実感してます。
メリット8:ニーズがあるから食いっぱぐれない
企業にしろ個人にしろ、「まともな文章を書ける人」を常に探しています。
Webライターをやりだして実感していることですが「まともな文章を書ける人が圧倒的に少ない」です。
同業者のWebライターの文章を見る機会がたまにありますが、「Webライター」を自称している人でさえ、論理構造や文法が破綻した文章を平気で書いています。
そのため、クライアントも良質なWebライターを探すのに苦労している印象です。つまり、まともな文章が書ければ食いっぱぐれることはないということです。
もちろん文章力を磨くための努力は必要ですが、それさえ手に入れられればニーズはあるので仕事に困ることはないでしょう。
メリット9:興味あることを仕事にできる
Webライターとして依頼を受ける記事のジャンルはさまざまです。
そのため、自分の興味があるジャンルから仕事を選ぶことができるため、モチベーションを維持して仕事を続けやすいといえます。
ちなみに、私はこれまでこのようなジャンルを執筆してきました。
- 不動産売買
- 転職系
- ガジェット情報(iPhoneやiPadなど)
- 金融系(クレジットカードやマイルなど)
- 美容系(脱毛やニキビ改善など)
私は自分の興味に関係なく仕事を受けてきましたが、最初のうちは自分に興味のあるジャンルのほうが記事も書きやすいためおすすめです。
筋トレが好きなら筋トレ系のジャンルで探してもいいですし、ダイエット系の記事も書きやすいでしょう。主婦の方なら子育て系ジャンルや節約系のジャンルもおすすめです。
自分の興味関心を仕事にできるのは、Webライターの魅力の一つといえるでしょう。
メリット10:頑張り次第で高収入が得られる
Webライターの仕事は、記事を書いたら書いただけ収入がアップしていきます(当たり前ですが 笑)。
さらに、スキルが身についてクライアントに認められれば単価もアップが期待できます。文字単価や記事単価が上がれば、同じ時間働いても収入は上がっていくので、それを目指して頑張るのも大切ですね。
私の実感では、副業ライターでも月に10万円くらいは比較的簡単に達成することができます。専業Webライターになれば、月収50万円以上も夢ではありません。それだけ稼いでいる方も実際います。
副業にせよ専業にせよ、頑張り次第で高収入を得られるのはWebライターの魅力の一つといえるでしょう。
メリット11:キャリアアップの可能性大
Webライターとしてある程度経験を積むと、キャリアアップの可能性がみえてきます。
例えば、考えられるキャリアアップの道は次のものが挙げられます。
- 構成者
- Webディレクター(編集者)
- メディア運営者
- 指導者
さまざまなクライアントとの仕事を通じてディレクターやメディア運営の知見を得ることができ、それがキャリアアップにつながるでしょう。
実際に私もこのメディア構築の土台としては、Webライターとしての経験が大きく生きています。
クライアントとの信頼関係ができてきたら「ディレクターを任せてもらうことはできませんか?」と要望してみるのも大切です。
Webライターの仕事を突き詰めるのもいいですが、さらに上を目指せる可能性があることも覚えておきましょう。
メリット12:“一生ものスキル”が身につく
Webライターに求められるスキルは「文章を書くスキル」です。
この文章スキルはWebライターだけではなく、さまざまな仕事に応用できます。
例えば、YouTubeのシナリオ作成には文章スキルが必要ですし、企業にメールでセールスをかける際にも文章スキルは必要です。
もっと抽象的な視点でみると、人とのコミュニケーションをとる際にも文章スキルは必要です。なぜなら、頭のなかで話す内容を組み立てるのには文章スキルが必要だからです。
話していて「ん?この人なに言ってるんだろ??」と思う人っていますよね?そのような人は文章作成の訓練を受けていないから、論理的な話し方ができないのです。
そのため、「文章が書けること」は、仕事だけではなく生きていくうえでも大きなメリットといえるでしょう。
【これがリアル…】Webライターのデメリット7選
ここまでWebライターのメリットを解説してきましたが、Webライターの仕事にはデメリットもあります。
冒頭でお伝えしたようにWebライターには向き不向きがあり、それを見極めるためにはデメリットも理解しておくことが大切です。
私が考えるWebライターのデメリットを7つお伝えするので、Webライターという仕事を総合的に判断する材料にしてください。
デメリット1:はじめは低単価になりがち
Webライティングの報酬は、スキルと専門性に比例します。
ライティングスキルが高ければそれだけ報酬は高くなりますし、医療系やIT系など特定の専門分野の仕事も高単価になりがちです。例えば、「医療従事者のWebライター」となれば、ライティングスキルが低くても高単価で依頼がくるでしょう。
しかし、なかなかそんな特殊な状況の人はいないですよね。
なので、通常はライティングスキルで高単価を狙うのですが、やはり駆け出しのライターはスキルが乏しいので低単価の案件しか受けられないことが多いです。
そのため、サラリーマンとして働き安定収入を確保しつつ、副業でWebライターの知識とスキルを身につけるのが、Webライターとして成功する近道であり王道といえます。
あまりいないとは思いますが「経験ないけど会社辞めてWebライターとして食っていく!」っていうのはおすすめしません。
はじめのうちは低単価でも勉強代と思って続けることが大切です。
デメリット2:文章を書くことに慣れるまでは大変
もともと文章を書くことに抵抗のない人は問題ないのですが、「文章を書くのは苦手…。でもWebライターやってみたい!!」という人もいるでしょう。
文章を書くことが苦手な人でもWebライターはできます。
Webライティングはある程度形式的な書き方ができるので、センスや能力というよりも経験が大切です。
しかし、経験が大切ということは「経験を積むまでは大変」ともいえ、それをデメリットと感じる人はいます。
情熱をもってWebライターを始めても「あ無理!向いてない!!」といって投げ出しがちです。はじめは大変かもしれませんが、慣れるまで頑張るマインドが必要です。
デメリット3:ライバルが多い
これだけ多くのメリットのあるWebライター業務なので、多くの人が参入してきているのが現状です。
そのため、経験のない初心者の状態では仕事を取るのが難しいと感じるかもしれません。実際に私もWebライターを始めたばかりのころは、一つの案件を受注するのにだいぶ苦労した経験があります。
ただ、私の実感ですがこのライバルの多さはそこまで気にする必要はないです。
なぜなら、多くの人は「え、Webライターめっちゃ大変…」「全然稼げないじゃん!」といって辞めていくからです。続けられる人が残る業界なので、安易な気持ちで始めた人は淘汰されていくんですね。
なので、継続しながらスキルを磨き続ければ必ず稼ぐことができるので心配せずに突き進むことが大切です。
デメリット4:稼げる金額に限界がある
Webライターの収益は、作業時間と単価により決まります。
作業時間にも単価にもある程度上限があるので、稼げる金額に限界があるのは事実です。
作業時間を増やすには食事の時間や睡眠時間を削るなどの方法はありますが、それでも大きく収益を伸ばすことにはつながりません。なにより体を壊すのでおすすめしません。
文字単価も、専門性を高めれば上げることは可能ですが、それでも1文字3円くらいが現実的でしょう。
例えば、一日の作業時間が5時間として月に20日稼働とすると、月の稼働時間は100時間となります。1時間に書ける文字数を1,000文字と仮定すると、月の執筆文字数は10万文字。
文字単価3円とした場合、月収は30万円となります。
もちろん、これで十分だと感じる方も多いとは思いますが、「月収100万円目指したい!」という方にはデメリットと感じるかもしれません。
もし大きく稼ぎたいのであれば、チームをつくって活動するか自分のメディアを持つなど、ほかの施策が必要になるでしょう。
デメリット5:書かなければ稼げない(フロー型ビジネス)
当然ですが、Webライターは書かなければ収入は発生しません。
これは「フロー型ビジネス」ともよばれ、作業を中断した時点で収入がストップするリスクを抱えています。
そのため、「ラクしてほったらかしで稼ぎたい!」という人には向いていないビジネスモデルです。逆に地道に頑張ることができる方には、確実に収入を得られるため向いているといえるでしょう。
一方、メディアを自分で運営し広告収入やアフィリエイト報酬が発生するビジネスモデルを「ストック型ビジネス」とよびます。
これは、ちゃんと構築できればある程度ほったらかしても収益が発生するので、収入を安定させることができます。
最終的にはWebライターとしてフロー型ビジネスを回しつつ、メディア運営でストック型ビジネスでリスクヘッジをかけるのが理想です。ただ、いきなり両方は難しいので、まずは難易度の低いWebライターで経験を積みましょう。
デメリット6:締め切りに追われる毎日
Webライターはクライアントから依頼を受けて記事執筆をおこなうので、記事納品の締め切りが設定されます。
はじめのうちは依頼数も多くはないので落ち着いて作業できますが、多数のクライアントから同時に複数の依頼を受けるようになると締め切りに追われる毎日になりがちです。
実際、私も一日に締め切りが2件や3件重なることがあり、深夜まで作業することは少なくありません…。
これはスケジュール管理により事前に調整できますが、それでもある程度の金額を稼ぎたいと思ったら、日々何かしらの締め切りに追われる状態になります。
それを打破するにはチームをつくって、チーム内で仕事を回すことが大切です。チーム内で仕事を管理することにより、自分の時間を確保しつつ収益を伸ばすことができます。
デメリット7:目や肩、腰に疲れが…
Webライターの仕事はパソコン作業がほとんどなので、体に不調をきたす場合があります。
私は目や肩はそれほど大丈夫なのですが、長時間座っていると腰が悲鳴をあげてきます…。
そのような場合は、スタンディングで作業してみたり休憩してストレッチしたり。あとは、思い切ってサウナに行ったりします。
体が資本のWebライター業なので、自分にあったメンテナンス方法をみつけて定期的にケアしましょう。
まとめ)迷ったらまず始めてみよう!!
今回は、私が実際にWebライターとして活動してきた経験から感じたメリットとデメリットを紹介しました。
ちょっとナマナマしいものも多かったかもしれませんが、どうだったでしょうか?
「これなら自分にもできそうだ!」なのか「ちょっと無理っぽいから辞めておこうかな…」なのか、さまざまな感想をもたれたかもしれませんね。
個人的には少しでもWebライターに興味をもたれたのであれば「まずやってみてください!」とお伝えしたいです。
メリットのところで解説したように、Webライターには始めるリスクがほとんどありません。そのため、まずは始めてみて続けられそうなら継続すればいいし、無理そうなら辞めればいいと思います。
そのためにも、今回の記事でお伝えしたメリットとデメリットを理解し「やれそう!」と判断したらぜひ挑戦してみてください。
この記事がきっかけでWebライター仲間が増えると最高に嬉しいです。